伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2020/09/25 | category:切脈一葦
『切脈一葦』これまでの内容 1、序文 2、総目 3、脈位 4、反関 5、平脈 6、胃氣 7、脈状その1〔浮・芤・蝦遊〕 8、脈状その2〔滑・洪〕 9、脈状その3〔数・促・雀啄〕 10、脈状その4〔弦・緊・革・牢・弾石〕 ※『切脈一...
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2020/09/23 | category:切脈一葦
『切脈一葦』これまでの内容 1、序文 2、総目 3、脈位 4、反関 5、平脈 6、胃氣 7、脈状その1〔浮・芤・蝦遊〕 8、脈状その2〔滑・洪〕 9、脈状その3〔数・促・雀啄〕 今回のテーマは弦脈、緊脈、革脈、牢脈、そして弾石脈です。 ...
2020/09/19 | category:難経
栄衛に対する刺法まとめ 春夏と秋冬における浅層・深層に対する刺法(七十難) 栄気層と衛気層に分けた刺法(七十一難) 経脈の往来に言及しつつ表裏・内外の調気方(七十二難) と、表現や視点を変えながらも、七十難~七十二難にかけて一貫して栄衛に対する刺法...
2020/09/13 | category:切脈一葦
脈のベクトルではなく脈数 『切脈一葦』脈状編その3です。 今回の脈状は数脈と促脈、そして雀啄脈です。 前回は脈力の方向性・脈のベクトルを基軸に『切脈一葦』の脈状論を考察しました。 今回は数脈・促脈・雀啄脈です。 力のベクトルが主ではなく、速さ...
感触とは異なる脈状のカテゴライズ 前回から『切脈一葦』中巻、脈状論の紹介がスタートしました。(前回は『切脈一葦』脈状①-浮脈・芤脈・蝦遊脈-) 浮脈と芤脈が同じ系統にカテゴライズされることに中莖氏のセンスを感じる…そんな記事を紹介しました。 感触をベ...
2020/09/12 | category:難経
迎随とは 鍼の補瀉技法の一つとして知られる迎随が本難の主テーマです。 迎随補瀉は鍼灸学校でも教わる補瀉技法のひとつ。比較的ポピュラーな鍼の補瀉法だと言えるでしょう。 その方法が経脈の流れに沿うか否か…なので覚えやすいというメリットがあります。 しか...
その鍼は栄に効かせている?衛に効かせている? 栄衛に対する刺法が本難には記されています。 栄気に対する鍼と衛気に対する鍼は区別されるべきであるのは言うまでもありません。 ちなみに難経における栄気衛気の情報は難経三十難にあります。 余談ながら当会...
2020/09/11 | category:難経
栄衛を知ることの意義 栄衛の違いを知ることは栄気・衛気の性質を詳しく知ることである。 鍼の技術を向上させるには栄気・衛気を把握し、「どの気の層に鍼をするのか?」を意識することは必要な鍼治イメージである。 そのために衛気・栄気を理解しよう!というのが、本サ...
2020/09/10 | category:難経
季節・四時を理解する意義とは? 難経の鍼法の中で、七十難では四時(四季)に応じた刺法について説かれています。 四時における刺法という点では『霊枢』本輸篇や四時気篇がありますが、 これらで説かれている刺法よりも、七十難ではとてもコンパクトにまとめられている...
2020/09/09 | category:難経
十五難は四時の脈 四時とは四季、春夏秋冬をいいます。四季折々に応じた脈状がある。というのは鍼灸学校でも習うかと思います。 春には春の脈、夏には夏の脈、秋には秋の脈、冬には冬の脈…。 この四時の脈は『素問』平人気象論にも詳しいです。 このように季節に...
2020/07/17 | category:黄帝内経 霊枢
ようやく営衛生会篇 本篇では営気が生じ、衛気が会するところについて論述されている。 これまでの篇から 「営気は十二正経、蹻脈、任督脈を流れること」 「その走行距離は16丈2尺あること」 「1日(100刻)かけて50周していること」 などが分かっ...
脈度は気の性質を理解する上で非常に重要なファクターである。 鍼をする上で、何の気に対してアプローチしているのかを我々鍼灸師は理解しなければならない。 本篇では十二経脈と任脈督脈、そして陰陽蹻脈の脈度が記されている。 ※『霊枢講義』京都大学付属図書館よ...
2020/07/12 | category:黄帝内経 霊枢
『霊枢』営気第十六 ※『霊枢講義』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと原文を紹介。 ※現代文に訳さないのは経文の本意を損なう可能性があるためです。口語訳は各自の世界観でお願いします。 『霊...
2020/07/11 | category:黄帝内経 霊枢
氣を学ぶ上で五十営は魅力的 本篇五十営は、人体の生理を理解する上で非常に重要な内容である。 といっても、初学の頃は本篇の内容に何一つ魅力を感じなかったが…(苦笑) しかし「気」について学ぶほどに五十営の重要性は増すばかりである。 特に気の運行、営気...
2020/07/10 | category:黄帝内経 霊枢
経筋篇で学ぶべきは痛み・麻痺のみに非ず 経筋篇に登場する病症群には痛みや麻痺・痙攣などが列挙されている。このことから整形外科的疾患を診る鍼灸師にとって経筋治療の知識は必要であるとの意見もある。しかし、経筋篇の文章を読むと決して痛み麻痺などに限定されたものでは...
人の身体と世界 人は天地の間に生きる存在であり、天地と人は相応し合っている…という天人相応の思想は、内経の人体観・世界観に強く根ざしている。 経水篇においてもそれは如実にみられ、十二正経を地にある十二の河川に対応させている。 その目的は何か? ...
経別は経脈篇の次篇となる。 ちなみに経脈篇は講座『臓腑経絡のキホン』にて2年かけて勉強したため、本サイトではアップはしていない。 初心者にやさしい経絡・上級者に難しい経絡 さて、経別篇は実に興味深い文から始まる。 5と6の数字が人体に相応しているのだと...
2020/07/08 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 経脈第十のみどころ 経脈篇の後半である。後半部分は各経脈の氣が絶した場合、そして各経の別、いわゆる絡穴について主に記載されている。単に絡穴の名称をだけを暗記するのではなく、別脈としての流れを把握することは重要である。そうすることで「絡穴⇒慢性疾患の治療...
霊枢 経脈第十のみどころ 経脈の流注について詳細に記載されているのが本篇、経脈篇である。古代の医学でここまで人体の表層から裏層にわたり循環構造を成した医学は他にないのではないだろうか。また現代においても経脈は不可視の存在であるため(ちなみ本篇本文においても経...
2020/07/04 | category:難経
奇経病を通じて奇経を理解しよう 【奇経を学ぶシリーズ】の難経編も5回目である。 二十九難では奇経病がテーマである。 特殊なルートとして知られる奇経であるが、その特殊な奇経に異常が起こるとどのような事態になるのだろうか? 各奇経の特性や流注を把握した...
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