静岡県鍼灸師会中部支部長の榎田先生からご推薦いただきZOOM講座をします。
3月3日重陽の日、21:00スタートです。
「繊細な鍼と響かせる鍼、どっちがイイの?」
「少数鍼と多数鍼、どっちがイイの?」
このような鍼灸学校あるある・素朴な疑問に納得のいく答えを得たことがない・・・
そんな学生さんは多いのではないでしょうか?
一つの回答として「患者さんに合わせる」という意見もありますが、『これも十全の答えではないような気がする・・・』と思う人も多いと思います。
なぜなら私自身も同じような矛盾を感じていたのですから。
『最終的に患者さんに合わせるのであれば、治療の主導権は誰にあるのか?』
『極論してしまうと、サービスと医学治療の間に線が引けていないのではないだろうか?』
とこのようなジレンマというか悩みでした。
「症状や病態に応じた鍼法の選択」そして「患者の素体に合わせた鍼法の選択」、これらは正しい答えであり、間違いではありません。
しかし、この2つの答えではまだ足りない…。
医学としての本分を失わず、かつ鍼の刺激量・刺激方法の根拠となるアイデアを紹介しようと思います。
なぜ日本鍼灸がここまでの多様性をもっているのか?その根拠となるような話にもつながれば良いなと考えています。
あ、伝統医学の話なので、衛気や営気の話がベースです。
『医道の日本』2020年6月号の企画「ツボの選び方の向こう側」に寄稿した記事「診鍼一致・診鍼一貫」の話をオモシロ分かりやすく紹介するつもりです。
Zoom講座が終わるころには、
『やっぱり気は分からないし見えないけど、気ってオモシロいものなんだな~』とか
『自分は普段どんな鍼をしてるんだろ?明日から自分の鍼を試してみよう!』とか
大きな話だと『日本鍼灸の多様性ってこんな理由もあるのか~』なんて思ってくれたらいいなと、そんな講座を考えてます。
お申込み・お問合せはこのチラシの下段にある【(公社)静岡県鍼灸師会 担当 榎田 enokida@seishindo.org へ】参加希望と氏名・所属を明記のうえメールください